2017/04/30 21:46
ベジフルファームでは野菜の栽培にあたり、硝酸イオン濃度を重視しています。
過剰な施肥を行うと濃度があがり、小松菜などでは苦みの原因となるそうです。
そのため、農地では頻繁に土壌診断を行い、その結果を量販店などにも公開しています。
普通であれば、これを前面に打ち出したプロモーションを展開したことですが、私共ではそれでは足りないと考えました。
硝酸イオン濃度の薄い小松菜は確かに美味しいです。
でも、実は消費者は小松菜に対して、そこまで味の差別化を求めていないのではないかと。
そう考えた時に、ただ美味しいだけでなく、ベジフルファームでしかできない野菜がなければ、
プロモーションとして弱いなと思ったんです。
転機になったのはパンにクラシックを聴かせるという、テレビで放映されていたある工場の取り組みでした。
「小松菜にメタルを聞かせたら、もしかしたら鉄分が増えたりしないだろうか?」
酒の席でふと口に出た役員の一言に満場一致。
そして、小松菜に浴びせる用のメタル楽曲を作ったのが
社歌「小松菜伐採」であり「メタル小松菜」というブランドでした。
上記の通り、この社歌は社員に聞かせるだけでなく、聴育の楽曲ですが
残念ながら味の変化は聴育の成果は「まるでなし」です。
しかしこの狂気ともいえる方針や、取り組み自体に関心を持つファンもできました。
実に優雅、極めてエレガントなメタル小松菜を是非ご賞味ください。